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リベリアから入国の男性、エボラ感染疑いで検査へ [医療]

こんばんは

たいしょーです

今回は今まさに検査が行われている、日系カナダ人に対するエボラ出血熱の感染有無に関してです。
数日前に、日本の製薬メーカーが開発したインフルエンザ薬がエボラ熱に効果あり?
との記事を投稿させていただきましたが、↓

http://taishowreo.blog.so-net.ne.jp/2014-10-23

今回は、日本版アウトブレイクになりかねない事態が起ころうとしています。

事の発端は日系カナダ人の男性がドイツ・ブリュッセルから渡航後、
羽田空港で体温を測った際に、37・8度あったところから始まります。
その男性はジャーナリストで、ブリュッセルに滞在前はエボラ出血熱の取材で
リベリアに約2か月間滞在していたことを自ら明かし、
そのまま、エボラ出血熱などの1類感染症に対応する国立国際医療研究センターに搬送されたとのことです。

その後、日系カナダ人男性の血液を採取し、今まさに国立感染症研究所村山庁舎にて、
エボラ熱感染かどうかの検査が行われています。
結果は28日未明には判明するそうで、実際にはもう判明しているかもしれません。


ここで、エボラ熱に関して誤解のないように説明させて頂くと、
エボラ熱インフルエンザのように空気感染することはなく、
あくまで、感染者の体液または血液に直接触れない限りは感染しないといわれています。
要するに、患者に直接触れない限りは、感染のリスクは低いということですね。


この日系カナダ人男性も、リベリアでは患者とは接触していないと話している為、
感染リスクとしては低いのですが、
やはり、エボラ流行の中心地に約2か月間滞在していたとなると、疑うのは当然ですよね。
しかも発熱もしていたわけですからね。

この男性が搭乗した航空機の乗客乗員数は206人。万が一男性がエボラに感染していたとすると、
一気に感染のリスクが高まり、日本中がパニックになりかねません。

検査結果が陰性であることを願うばかりですが、少し前にも沖縄でリベリアに10か月間出張していた男性が帰国後発熱し、
検査の結果、陰性だと判明したということがあったばかりです。

上記の沖縄のように、西アフリカから帰国後、発熱するケースは何回かあったようですが、そのほとんどが
熱帯熱マラリアであり、いずれもエボラ熱は否定されています。

このことから、今回も熱帯熱マラリアの可能性が高いのですが、最終的な結果が発表されるまでは安心はできませんよね?


その日系カナダ人の男性が何もないことを祈りつつ、今回はこの辺で失礼したいと思います。
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エボラに効果絶大?!日本の製薬メーカーが開発したインフルエンザ薬 [医療]

こんばんは

たいしょーです。

今回は今、西アフリカを中心として、世界で猛威をふるっているエボラウィルスに特効薬が?!
です。

ニュースで連日報道されているように、今西アフリカのギニアを中心として、
エボラ出血熱の流行が止まる気配を見せません。
世界保健機関(WHO)によると、疑いも含めた死者・感染者数は1万3000人を超えているそうです。

Ebola_virus_virion.jpg

先日も、西アフリカのリベリアからアメリカへ渡航し、入国後エボラ出血熱が発症して死亡した、
リベリア人男性からの二次感染が報道されたばかりで、致死率約60%と言われるこの
エボラウィルスの特効薬、ワクチンは現状、運用段階にはありません。

ですが、ここにきて、日本の富士化学工業が開発したインフルエンザ薬で、
「アビガン錠」という商品名で売られている薬が、エボラウィルスに効果があるという報告が発表され、
大きな期待を持たれいます。

「ファビピラビル」とも呼ばれるこの薬は、10月4日にフランス人の女性看護師に投与され、
その後看護師が治癒し、病院を退院したことが明らかになっており、
エボラウィルスに対する特効薬ではないかとして一躍注目を集めました。
ですが、まだ正式な臨床試験は始まっておらず、11月から本格的に開始予定とのことです。

ちょっと遅い気もしますよね。。その間に何人、何百人の方が犠牲になるんだよと言いたくなります。

様々な大人の事情というやつがあるんでしょうが。。。


気を取り直して。。
この「ファビピラビル」にはエボラ以外にも、毎年日本で猛威をふるっている、ノロウィルスにも効果があると期待されています。
なぜ、インフルエンザウィルスをはじめとした複数のウィルスに効果が期待できるのか??


それは「ファビピラビル」には、ウイルス増殖に必要なタンパク質の機能を抑える効果があるからだと考えられています。
また一方では、エボラ出血熱とインフルエンザは、ウイルスの構造が似ているからとの報道もあります。

いずれにしても、エボラウィルスに対する、「ファビピラビル」の臨床試験は始まっておらず、
ワクチンとして未承認の状態ですが、現状、世界保健機関(WHO)はエボラ熱の感染を防ぐため、未承認薬の使用を容認しており、
今後は臨床試験結果を待たずして、「ファビピラビル」の使用が増えていくのではないかと思います。


最初に触れたように、エボラウィルスに対して、現時点で承認されたワクチンや治療薬は存在せず、
ワクチンの使用は2015年1月からの見込みであることから、エボラウィルスに対して「ファビピラビル」が、現時点では最も期待される
治療薬となっています。


日本の製薬メーカーが開発した薬が、こうして世界を救うというのは、とても嬉しいことではありますが、
なによりも、一日でも早くこの最悪な状況が改善されることを祈って止みません。

では、今回はこの辺で失礼します。

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